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019 金ぴかのライトアップされたパゴダ
ホテルのロビーでガイドさんに質問やら両替を行ったあと、エレベータの手前でガイドさんと別れ、自分の部屋に行く。
ミャンマーの滞在は短く、健康管理にも注意しなければならないことから中級ホテルを用意してもらった。そして私の部屋はパゴダビューだそうだ。
部屋に入り長旅を振り返り、「疲れた。」と思い、ベットに腰掛けしばらく休憩する。それから思い出したように部屋のカーテンをあける。
金ぴかのライトアップされたパゴダが目に入ってくる。
「綺麗だ。」
「ミャンマーまで来て良かった。」
窓の側の椅子に腰掛けしばらくパゴダにしばらく見入る。気持ち長旅の疲れがとれるような気がする。レストランで軽食をとり、寝ることにする。
朝、目が覚め、改めて窓からパゴダを見ると昨晩とはまた雰囲気が違い、素晴らしい。私の宿泊したホテルから見えるパゴダはシュエダゴォンパゴダと言われ、国内外から大勢の参拝者がやってくるパゴダで有名なんだそうだ。
朝焼けのパゴダに見とれたあと、朝食を食べ、支度をして、ホテルのロビーでガイドさんと朝早く待ち合わせる。
なぜならば私がミャンマーを旅したのは酷暑期で昼を周ると暑すぎて観光が難しくなるのである。特にパゴダは裸足で歩かなければならないため、下手すると足の裏が焼けどしてしまうのだ。そこで「勝負は午前中」ということで出来るだけ朝早く出発することになったのである。
本当は自分でサイカー等で個人旅行をした方が楽しいのかもしれないが、仕事のある身で滞在日数が限られているのでガイドさんの同行を頼んだ。効率的に限られた日数で周るには最適な選択だったかもしれない。
さっそくはじめの目的地、ホテルから見えていたシュエダゴォンパゴダに向かうことになる。到着すると靴を靴箱に置き、私は外国人なので5ドル支払う。ちなみにミャンマー人は払わなくて良いとのことである。お金を支払うとすぐにエレベータに乗り、パゴダの境内に入ってゆく。するとガイドさんが花を買い、半分私にくれる。勝手が私には良くわからないが、この花を仏様に供えるらしい。
境内を進んで行くとすぐに黄金の塔が目に入る。圧倒されていると塔の最頂部にはダイヤモンドやルビーなどの宝石がたくさんちりばめられているとのことでこれまたすごい。また訪れた日は平日だったので人は少なめだそうだが土日は祈りを捧げ、瞑想する人でたいへん賑わうらしい。周りを見渡すとミャンマー人たちが真剣に仏像に祈りを捧げている。カメラを向けているのは私のような外国人ばかりで一目でわかる。祈りを捧げているミャンマー人に見入っているとガイドさんから、
「誕生日はいつ?」と質問される。
答えると私の生まれた日の曜日を教えてくれる。私は水曜日生まれらしい。ミャンマーでは生まれた曜日によって祈る仏像が違うのだそうだ。特に水曜日は午前生まれと午後生まれで違うそうで、私は水曜日の午前生まれなので牙のある像が象徴となる動物となるそうだ。私も水曜日の午前中の像に花を捧げ、自分の年齢に一を加えた回数だけ水を像の頭からかけ、最後に五体投置で祈りを捧げる。少しはミャンマーの仏教の神秘さを味わった気分になる。 祈りを捧げた後、広いパゴダの敷地を歩いていると子だもたちの出家の儀式に出会った。ガイドさんが言うには今はミャンマーでは夏休みで子供たちが出家するにはいい時期なのだそうで、家で遊んでいるよりはよほど良いと両親も考えているらしい。旅行中、このような儀式をたびたび見ることになる。
祈り、瞑想に耽るミャンマーの人たちを見つつシュエダゴンパゴダを散策し、後にする。
(続く)
writtien by 小川 展寛